ISDNと不公平取引   H.8.7.24


SYSOP(System Operator):澄み切った風に秋の訪れを感じるようになりました。日中はまだ暑い日が続くでしょうが、涼しくなった夜、またパソコンフォーラムを楽しんで下さい。


オタク(Byte Head 、パソコンお宅):リーン、リーンと鳴く鈴虫の声を聞きながら今月も宜しく。昆虫や動物たちは、冷夏や、9月ななっても続く猛暑に関係なくもう冬の準備を始めます。昆虫たちは日照時間の変化で秋を感じます。私は食欲で秋を感じますが・・


ビーン( Bean Counter、税理士):「鈴虫の音色鰯にしのび寄り」の方ですね。昔の江戸の町では、秋の魚の秋刀魚と同様に鰯売りの声が、秋を呼んでくると言われていました。


オタク:それで、鰯がとれる頃に空高く浮かんでいる鰯雲を見てまた食欲がわきます。やはり、秋は食欲の秋です。


SYSOP:オタクさんの場合には、食欲は秋に限ったことがないような気がしますが。


ビーン:そう言えば、私も年がら年中食欲がわいてきます。でも食べ物は、一番おいしく食べられる旬のものが良いですね。誰かさんは年中走りを食べているようですが。


SYSOP:インターネットは今が旬でしょうか。


オタク:まだこれからでしょうね。使い方の問題があるかも知れませんが、いつでも必要な情報が手に入るとは思えませんね。


ビーン:それに、画像処理が多いせいか、私のパソコンでは非常に遅くいらいらしてきます。


オタク:画像が多くなればそれだけ大きな容量の情報が送られてきますから、通信速度の早いものが必要になり、28.8kbpsのモデムでも遅く感じるかも知れません。


SYSOP:やはりこれからは、ISDN(Integrated Services Digital Network)でしょうか。最近のテレビコマーシャルで「64.64.128(ロクヨン.ロクヨン、イチニッパ)」とさかんに「INSネット64」を宣伝しています。64kbps、128kbpsが使えるISDNの加入者が増えているようですね。


ビーン:その「ISDN]とはどんなものですか。オタク:ISDNもNTTの電話回線サービスで、今までの電話回線はアナログ信号で処理されていましたが、ISDNは高速デジタル回線と呼ばれるようにデジタル信号を取り扱います。共に目に見えないところの話ですからピント来ないかも知れませんが、デジタルだと信号をたくさん送れるとか精度が高いといったように一般的にはデジタル化の方向に進んでいます。


SYSOP:それにISDNは、1回線で普通の電話を2本引いたのと同じように使うことができます。なかなか便利です。


ビーン:どうしたらそのISDNを使うことができますか。


オタク:今使っている電話回線をISDNに変更する場合には、まずその電話番号が変わるかどうか確かめておく必要があります。これは大きな問題です。半分ぐらいは変わってしまうようです。


さもなければ、新しい回線を引きます。


SYSOP:私の場合は、NTTのISDN推進室(0120−494933)に電話して仮受付をして、電話番号が変わるかどうか調べて貰いました。1週間くらいで連絡があり、結局今までの電話番号が変わることになってしまいました。


オタク:回線の変更なら電話とFAXで申し込みができますので簡単です。私の場合は申し込みをしてから2ヶ月ほどで工事に来てもらい変更できました。


ビーン:工事だけすればすぐに使えるようになりますか。


SYSOP:通信機器とISDNをつなぐ接続機器を用意しておかないと、工事してもすぐ使えません。ISDNには、この接続機器としてDSU(Digital Service Unit)とTA(Terminal Adapter)が必要になります。工事までに揃えておかなかったので、電話も使えなくなってしまいました。DSUとTAは、その時はなかなか手に入らず困りました。


オタク:接続機器は、NTT−TE東京のMN128ISDNスターターパックやNECのAtermIT45DSUなどがDSUが付いていて人気のあるようですね。


SYSOP:私は、通信機器専門の知り合いに頼んで、Atermを探して入れてもらい、やっと電話が使えるようになりました。


ビーン:どのように接続するのですか。


SYSOP:TAには、パソコンに接続するコネクター(RS232C)と2つのモジュラージャック(電話回線の差込口に使われているコネクター)がありますので、デジタルコネクターをインターネット用としてパソコンにつないでいます。モジュラージャックの方には、1ヶ所にモデム(電話)を、もう1ヶ所にはFAXをつないでいます。NTTと契約するときに「グローバル着信」として電話番号を1個追加していますので、2つの電話番号をそれぞれに割り振って、掛かってきた番号によってそれぞれの通信機器にでけ着信します。


 3つ一遍に通話することは出来ませんが、インターネットに接続しながら電話することができますので使い易くなっています。


オタク:それに電話料金もプッシュ回線を2本入れるより安くなります。ISDNの基本料金は月2,830円(事務所用3,630円)ともう一つ電話番号を使うために月900円払いますが、通話料金は今までの電話と同じです。


ビーン:デジタル通信をしないで、電話とFAXを別回線で使う場合にもISDNを使った方が得になるかも知れませんね。


オタク:インターネットも今は旬ではなくまだ走りですから、これからどのような通信方式が主流となるかハッキリしません。これから実用化されるケーブルテレビの回線を使うとか、NTTのOCN(Open Computer Network)のような専用回線を使うことになるのか、ここ数年の間に変わってしまうかも知れません。


ビーン:私には、この技術革新の早さにとても追いついていけません。


SYSOP:その割にソフト面の進歩は遅いですね。


ビーン:税理士のようにサービスというソフトを提供する分野は革新的な変化は期待できません。むしろ時代に逆行するようなことがおこることがあります。


オタク:資格制度は社会的規制として経済改革研究会の例示した規制緩和対象の中に入っています(杉村富生「規制緩和」実業之日本社)が、それだけ革新的ではないと言うことかも知れませんね。


SYSOP:最近のインターネットにも税理士や公認会計士などの資格者が作ったホームページが増えてきています。個々の人は斬新的でも、組織となると保守的になってしまいますね。


ビーン:ホームページでも税理士として品位を害するようなものは困りますが(日本税理士会連合会会則59条)、細かなガイドラインを決めて画一的に取り決めを行うことには賛成できません。


ビジター(法学部学生):組織が後ろ向きになると、多数決で決まったことが、すべて正しいことだと思ってしまう過ちを犯すことがあります。たとえ総会や執行機関で決まったことであっても、決めたことがいつも正しいとは言い切れません。不合理で有れば強制できないと考えられます。


ビーン:会員の役員選挙権の剥奪という基本的な権利を奪うような決議したとしても、その理由によっては無効となる場合もあります。


 また例えば、税理士会の支部で相互扶助委員会(互助会)を作り会員が、死亡や病気のために税理士業務を遂行することができなくなった場合に、家族や従業員の生活補償等のためにその事務所のクライアントや従業員など、業務全般を引き継ぐ者を会員の中から選考決定して、その他の会員が、そのクライアントを誘引しないようにするような決議をしたとしたら問題となりますか。


ビジター:このような行為は、顧客獲得競争の制限と考えられます。


 独禁法2条9項では、不公正な取引として公正な競争を阻害する不当な各号の行為について規定しています。1号では、不当に他の事業者を差別的に取り扱うことをあげ、3号で、不当に競争者の顧客を自己と取り引きするように誘引し、又は強制することなどが規定されそれらに該当することになるのではないでしょうか。しかし、形式的には公正競争を阻害する行為であっても、正当な理由が有れば、不公平な取引方法にはなりませんが、事故会員の家族の生活補償ということで、そのクライアントを誘引しないように取り決めることは、正当な理由とはならないと思います。


ビーン:しかし現実に、他の会員が事故会員のクライアントを誘引しないようにするようなことがあったのかどうか明らかではありませんが、むしろ、このような互助会に諮るまでもなく、事故会員の家族やクライアント本人の意思ですでに他の税理士に依頼が行われ、どうしてもしょうがない場合のみ互助会に相談される場合が多いのではないでしょうか。そこでは他の会員を排他的に取り扱うこともないし、その必要もありません。


 そして互助会は、クライアントに不安を与えないという本来の目的の範囲で、最後の砦として必要性はあると思います。


SYSOP:結局、今までの話を聞いていると、一般人の常識の範囲だと思えます。マー、そんなところで、今月もこのへんで・・・


 最後に一言。「賢者は真実を発見して喜び、凡人は間違いを発見して喜ぶ。」(マーフィーの法則)


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Last Updated: 18/AUG/96