インターネットとNPO


SYSOP(System Operator):8月になるとすぐ立秋です。8月7日のうだるような暑さの中で、もう秋立つ日なんてピンときませんが、風鈴の音でも聞きながら、パソコンフォーラムを覗いてください。


オタク(Byte Head パソコンお宅):縁側に線香花火。花火に映えて白く煙る庭に水を張ったバケツ。素足に浴衣姿で団扇を手にした娘さん。なんていう方が良いのですが、クーラーのない部屋で寝苦しい夜を一人でむかえる身にはパソコンでも触っているしかほかありません。


SYSOP:マーそうふてくされずに今月も宜しく!!


ビーン( Bean Counter、税理士):いつもパソコンの話は難しいので簡単にお願いしますね。


オタク:分かる人には簡単過ぎるでしょうし、今年がパソコン元年の人には難し過ぎる、まさに中途半端な難しさですね。


SYSOP:そういう意見もちらほら聞こえてきます。反省。できるだけパソコンを始めたばかりの人に分かるようにしたいと思っています。


ビーン:インターネットを体験してみたいのですが、どうしたらできますか。


オタク:パソコン通信をしたことのある人では、パソコンに十分な性能があれば同じですから、簡単にできると思います。


SYSOP:でもパソコン通信とインターネットでは大分違うと思いますが・・


オタク:インターネットも大きな意味ではパソコン通信の一種だと思いますが、その仕組みは大分違います。最も大きな違いは、パソコン同士の通信の方式を取り決める”プロトコル(protocol)”が、パソコン通信では無手順(TTY手順)という簡単な方式を使っていますが、インターネットでは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)という方式を使っていることです。また難しくなってしまいましたが、そのようなプロトコルが設定できればいいわけです。今までパソコン通信をしていてもそのままインターネットにアクセスできるとは限りません。


SYSOP:インターネットを始めるためには、そのような設定のできるパソコン、接続するための通信ソフトとインターネットにつないでくれるサービスを提供する”プロバイダー”というアクセスポイントと契約する必要があります。


ビーン:パソコンの方はインターネットに繋ながるといって宣伝していたものを購入すれば良いのでしょうが、”プロバイダー”はどうやって選べばいいか悩んでしまいます。


SYSOP:最近では「プロバイダー」の数も多くなってきていますので、どこの”プロバイダー”と契約したら良いか難しいですね。


オタク:”プロバイダー”選びのポイントは、


1、アクセスポイントが近くにあるかです。”プロバイダー”まで通常の電話料金がかかりますので、市内区域内以外ですと電話料金が余計にかかってしまいます。


2、使用料金が安いことも大事です。一月いくらと決まった定額制が良いのか、あまり利用しないのでしたら使った時間だけ1分間?0円として請求される従量制の方が良いのか、利用予定に応じて選ぶ必要があります。


3、つながりやすいかどうか。いくら料金が安くてもユーザー数が多くてつながりにくいようだとイライラすることになります。また接続後のスピードもポイントになります。もちろんその”プロバイダー”を使ってみないと分からない場合が多いと思いましので、その”プロバイダー”に試用期間として無料で使えるサービスがあればその間にチェックするか、使った人に聞くしかありません。


4、提供サービスの内容は十分か。ホームページが基本料金に含まれていた方が良いでしょうし、送られてくる電子メール(E-Mail)の容量もあまり少ないと困ります。


 などがあります。


ビーン:それでは、結局どこの”プロバイダー”にして良いか悩んでしまいますね。


オタク:インターネットの紹介雑誌で調べるぐらいしかしょうがないですね。


SYSOP:私も、無料試用期間のあったMNS(The Maicrosoft Network)とJustNet(ジャストシステム)を使ってインターネットにアクセスしてみました。MSNは、Windows95を使っていれば電話回線を使って簡単にアクセスできます。


JustNetも、ワープロソフトの「一太郎Ver6.3」に付属したソフトを使って、インターネットを試すことができます。


 今のところ、アクセスポイントが遠いのと長時間使用する場合の料金が安くはありませんが、ホームページを開設できますので、”プロバイダー”にJustNetを使っています。


ビーン:ところで、インターネットで何ができるのですか。


SYSOP:それが一番大事ですね。インターネットも情報を伝達する道具でしょうから、電話やFAXと同じで使うと便利ですし、使わなければ時代に遅れるというのは少し大げさでしょう。


オタク:そうですね、誰でも彼でもパソコンを使えなければ落ちこぼれると、電車の中で年輩のサラリーマンが、一生懸命パソコンの本を読んでますが、使えれば便利でしょうが、多くの時間を費やしてそれなりの結果がでるとは限りません。


少し商業ベースに浮かれすぎていると思います。


SYSOP:インターネットも情報伝達道具の一つですから、有用な情報があれば、そこに行ってとってきます。E−Mailを使えば、E−Mailアドレスを持った世界中のどこの人にもメールを送ることができます。必要がなければ、何の役にも立ちません。E−Mailは、簡単にメールを送ることができますが、相手にいつ到達したか、上位プロバイダーのどこかでシステムダウンして、消えてしまっていないかや内容の秘密は守られるかなどはまだ確かではありません。


ビーン:結局はパソコンもインターネットも楽しみながら使えばいいということになるのですね。


オタク:大分、分かってきましたね。インターネットが使えれば、使えないよりは役に立つことは確かです。昨年1月17日の阪神・淡路大震災の時には、インターネットを使って世界中に情報が、いち早く流されました。


SYSOP:阪神・淡路の大震災では、市民ボランティアの方々によって、被災者の救済・援護が行われ、その活動が高く評価されました。


ビーン:行政だけでは、被災者の救済ができないということが明らかになりましたが、その反面ボランティア団体に対する資金援助や、ボランティア個人の保険などの補償がなかったということでしたね。


ビジター(法学部学生):このような体験から、日本でもボランティア活動をしている市民団体に、財政基盤の確立などから法人格を与えかつ税制上の優遇措置で支援しようとして市民活動促進法案(NPO法、non-profit organizaytion)の成立が望まれるようになりました。


オタク:そういえば、アメリカのNPO活動についての桁外れの大きさはよく知られていますね。


ビジター:米国のNPOは、州に登録すると法人資格が得られ連邦税の各種優遇措置が講じられています。その活動も社会貢献・市民活動のほとんどに及び1990年で100万の団体数を有し、米国のNPO活動に携わる有給職員900万人、総支出額4,000億ドルに達し、それぞれ米国の総被用者の6%、GNPの7%を占める大きな組織となっているそうです(日経平5・9・29夕刊)。


オタク:日本ではどの程度NPOについて進んでいますか。


ビジター:日本でも、阪神・淡路大震災でのボランティア活動をきっかけにNPO支援法制度の成立との世論が高まり、議員立法による法制化が進められています。


 しかし一方では、法人資格を与えることと同時に提出される税制優遇法案では、オウム真理教のような宗教法人に与えた特権を与えることに対する慎重論も自民党内には聞かれます。


 また新進党は、「市民公益活動を行う団体に対する法人格の付与等に関する法律案」を昨年11月に衆議院に提出しましたが、先の通常国会で継続審議とされ、各党間で法案に対する思惑の相違がでています。


 特に市民活動の範囲は各党間の最大の相違点となっています。


(与党NPOプロジェクトチーム「与党NPOプロジェクトの議論の経過」平8・6・4、朝日平8・6・16朝刊)

SYSOP:NPOについては、まだ基本的な問題が解決されなければならないでしょうが、一日も早い法案成立を期待したいものです。


 最後に一言。「政治家のヒラメキは、たいてい間違っている。」(マーフィーの法則)


ご意見、ご参加は,メ−ルをお願いします。


E-MAIL p5@jsn.justnet.or.jp まで・・


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Last Updated: 21/JUL/96